「タニタ食堂」、初の海外店舗を中国でオープン

2014年09月20日 12:40

 低カロリーで美味しい食事を提供してくれることで人気を博している「タニタ食堂」だが、低カロリーであっても十分な満足感を味わうことができることから、女性のみならず健康志向の強い男性にも人気だ。また「タニタ食堂」の食事を味わうことができる店舗のみならず、「タニタ食堂」で提供されるレシピを掲載した書籍も売れている。

 こうしてヘルシーブームをけん引し続ける「タニタ食堂」だが、それを運営する健康計測機器メーカーのタニタが17日、中国において日本と同じ食事を提供する食堂事業を展開させるとの発表を行った。

 中国のIT大手である「Neusoft」の傘下で健康管理情報サービス事業を手がける「XIKANG」と提携し食堂事業を展開させるほか、医療・健康機器販売や健康管理サービスなども展開させる。中国では今、経済成長に伴う食生活の変化により、ヘルシー志向が高まっているという。そのためタニタは「タニタ食堂」が提供する低カロリーメニューの需要も高いとみて、今回の事業展開を決定。22日に遼寧省瀋陽市に「タニタ食堂」の海外店舗一号店となる店舗をオープンさせる。

 遼寧省瀋陽市でオープンされる店舗では、日本の店舗と同様に「オクラとなすの肉みそいため定食」や1食あたりのカロリーが500キロ・カロリー前後の定食など、5種類の定食が日替わりで提供される。メニューについては今後増やしていく予定で、また店舗の数も増やしていきたいとしている。

 海外店舗一号店は「Neusoft」の本社内にオープンされ、店内の席数は120席。低カロリーで塩分を抑えた定食が提供される以外にも、店舗内には体脂肪率などを測定することのできる体組成計を設置し、また栄養士が常駐し来店したお客に無料で食生活に関するアドバイスを行う。

 食生活の乱れ、そして体脂肪の増加が気になるのは中国人であろうと日本人であろうと、同じである。恐らく海を越えた中国でも、「タニタ食堂」の提供するヘルシーで美味しい食事は受け入れられるのではないだろうか?(編集担当:滝川幸平)