小さなディーゼルで走る小さなマツダ・デミオが「2014-15日本カー・オブ・ザ・イヤー」を受賞

2014年10月14日 08:19

DEMIO_COTY

デミオのSKYACTIV-D 1.5ディーゼルエンジン車

 日本カー・オブ・ザ・イヤー実行委員会が主催する「2014-15 日本カー・オブ・ザ・イヤー(COTY)」の最終選考結果が本日公表され、新型「マツダ デミオ(海外名:Mazda2)」が、「2014-15日本カー・オブ・ザ・イヤー」を受賞した。

 今回の「日本カー・オブ・ザ・イヤー」の選考対象車は、2013年11月1日から2014年9月30日までに発表または発売され、年間500台以上の販売台数が見込まれているすべての乗用車。マツダ車の同賞受賞は、2012年の「マツダ CX-5」以来、2年ぶり5回目。

 この9月に国内販売となった新型マツダ・デミオは、“大きなクルマほど偉い”“クルマ価値はボディサイズに比例する”というヒエラルキーのブレークスルーを目指したが、ハイブリッドシステムや電気に頼らずに“環境に優しいクルマ”を目指し、小排気量ディーゼルエンジンを徹底して磨き上げたことが評価された。

 新型デミオは、マツダの「SKYACTIV技術」や「魂動デザイン」を、市場規模の大きな小型車に投入することで、走る歓びと高い環境安全性能を、より多くのユーザーに提供すると役目を担ったモデルだ。そのために、新型デミオは、理想的なペダル配置を含むドライビングポジションの設定、質感が高い内外装、人馬一体を標榜する高い運動性能などを追求。最新システムを組み合わせたマツダの先進安全技術「i-ACTIVSENSE(アイ・アクティブセンス)」を採用、安全を優先したヒューマン・マシン・インターフェィス(HMI)とクルマとして全方位品質が高い評価を得たようだ。

 パワートレーンは、SKYACTIV-G1.3ガソリンエンジンとSKYACTIV-D 1.5ディーゼルエンジンを設定するが、国産エンジンでは稀少なディーゼルSKYACTIV-D1.5エンジンの2.5リッター・ガソリンエンジン並みの最大トルクを発生する運動性能や、ハイブリッド車と軽自動車を除いた内燃機関搭載車として最高の30km/リッターを達成したJC08モード燃費も高評価を受けた。(編集担当:吉田恒)