日中首脳会談が10日、中国で実現したことに社民党の又市征治幹事長は「日中関係改善と懸案打開に向けた第一歩を踏み出すものとして歓迎したい」との談話を発表した。
又市幹事長は「両国は一衣帯水の隣国であり、かつ経済的にも相互依存が深化している現状に照らし、1日も早い友好関係の回復と将来に向かって相互発展していくことが求められる」とした。
又市幹事長は「今回の首脳会談を機に、これまでの4つの政治文書、4つの談話、靖国と尖閣に関する2つの紳士協定で確認された諸原則や約束を真摯に守るとともに、両国間に存在する諸問題や意見の相違については話し合いを通じて適切に処理していくべき」と強調した。
また東シナ海での不測の事態回避へ「早急に両国間の危機管理メカニズムを構築することが必要であることを提起してきた。今回、防衛当局間のホットライン設置など海洋連絡メカニズムの実施に向けて、具体的な事務作業に入ることで合意されたことは喜ばしい」と評した。(編集担当:森高龍二)