橋下氏の国政進出 都構想に区切りつけないと

2014年11月13日 08:07

 年内の衆院解散、総選挙をにらんだ動きが活発化しているが、維新の党の片山虎之助国会議員団政調会長は「巨大自民を相手にどのような野党連携があるのか、政策について共有できるところはかなりあると思うが、野党連携について党内で調整しながら、各党とも調整していきたい」と限られた時間の中で調整を急ぐ考えを示した。

 片山虎之助国会議員団政調会長は「行政改革や地方分権では他の党もほとんど意義はないと思う」とし民主との連携を軸に他の野党参加の幅をどれだけ広げるかということについても急いで調整に入る意向。

 この時期の選挙について、片山国会議員団政調会長は「党として公募を始めたばかりなので、どれだけいい候補を集められるか。甘くない戦いになると思う」と本音を隠さなかった。

 片山国会議員団政調会長は「与党が強いかというとそんなにでもないと思うが、野党がまとまっているかというと、そんなにも」と小選挙区では自民が強いため、野党が連携しないと勝てる見込みの立ちにくい、制度そのものの欠陥をうかがわせた。

 また、橋下徹共同代表(大阪市長)の国政進出については「橋下さんが国政転向となれば、インパクトはあるとおもう」としながらも「出てもらったらいいけど、大阪都構想に区切りをつけないとダメなんじゃないか。環境が許すかどうか」と語った。(編集担当:森高龍二)