衆院解散、総選挙への流れが加速する中、民主党の枝野幸男幹事長は13日、「衆院解散報道に安倍総理がねつ造と言っていないので、解散はほぼ確定的と思う」との認識を示し「仲間を一人でも多く国会に戻す機会が与えられたという思いで戦っていきたい」と仲間を呼び戻す機会にしたいと語った。
解散に至る原因については「株価をあげ、国民の期待感をあげるところまではうまくいったが、2年経ち、現実が国民の皆さんの前に明らかになってくると、国民一人あたりの賃金が下がっていることに象徴されるように、国民生活は大きく傷んでいる」とアベノミクスの効果への危機が最大とした。
枝野幹事長は「(経済の現実が表面化するなかで)今のうちにもう2年分の任期を先取りしておこうとご都合主義の解散になるのだと思う」と語り、「追加緩和などの施策はもはや株価対策以外に通用しないと思っているが、まさにそういうことが必要な経済の状況のなかで1カ月を超える政治空白をつくることを政府自らが行うのは、この点でも国民生活軽視と言わざるを得ない」と批判した。(編集担当:森高龍二)