次世代から公明・大田、北側両氏選挙区に出馬へ

2014年11月30日 08:32

 自公分裂を狙う。元航空幕僚長の田母神俊雄氏が次世代の党公認で総選挙に立候補すると29日までに記者発表した。会見で田母神氏は「安倍・自民党内閣の『日本を取り戻す』考えに賛成している」としたうえで、「そのために憲法を改正し、軍を取り戻すことが必要。集団的自衛権行使を容認することも必要だ」とした。

 田母神氏は「自公連立政権の中で、公明党は(憲法改正、国防軍構想、集団的自衛権の行使など、これら)安倍政権がやろうとしていることに基本的に反対だ」とし「自公連立政権では日本を取り戻すことは無理と思っている。次世代の党が勢力を拡大し、自公分離ができ、保守連合で初めて日本を取り戻すことができる」と強調。

 自公分離を狙う田母神氏は公明党の太田昭宏国土交通大臣の選挙区(東京12区)から出馬するとした。記者会見では「自公分離しなければ日本の将来は危ないと思っている。自公分離を進めたい」と明言。

 田母神氏は公明党の北側一雄元国土交通大臣の選挙区(大阪16区)でも次世代の党公認で西村眞悟氏を立てる考えを表明した。(編集担当:森高龍二)