菅義偉官房長官は東京都知事にふさわしい人物像について、2020年の東京オリンピック、パラリンピック開催を踏まえ「国際的な方で、行政手腕の確かな方が望まれているだろう」と9日、語った。
菅官房長官は「国際的な問題や東京都の都市(まち)のあり方、例えば、少子高齢化社会のなかで、福祉政策をどのように展開していくか、そうしたことが都民のみなさんの選択肢にあるのではないかと思う」と述べた。首都決戦で脱原発などを争点にすることには消極的な姿勢をうかがわせた。
菅官房長官は都知事選に無所属で立候補を予定している舛添要一元厚生労働大臣について行政手腕もあると評価していた。都知事選には元航空幕僚長の田母神俊雄氏や日弁連前会長の宇都宮健児氏らが出馬を表明している。
都知事選挙は1月23日に告示。2月9日投票で実施されるが、告示日が迫っているだけに争点を含め、各党、駆け引きが活発になっている。(編集担当:森高龍二)