代表候補は党をどうするのか示すように 枝野氏

2014年12月19日 07:48

 民主党の枝野幸男幹事長は18日、「党員・サポーター参加型の代表選が望ましいというのが基本認識。実務的に可能であればむしろ当然」と語った。また代表候補者は党をどうするのか、国民にも示してほしいと期待を語った。来春に統一地方選挙を控えているだけに当然、党の顔として戦える人材が求められている。

 民主党の代表選挙は来月7日告示、18日の臨時党大会で行われるが、今回の選挙には党員やサポーターも参加することになっている。

 枝野幹事長は「立候補者には党員・サポーターはもとより、国民の皆さんにこれからの民主党をどうしていくのかをしっかり訴えてもらいたい」と述べ「それを踏まえて新しい代表の下で党がさらに前進することを期待する」と語った。

 また、細野豪志議員が立候補の意向を示していることについて「意欲を持って名乗りを上げた方がいることは歓迎するべきこと」と歓迎した。

 一方、衆院選が終わった途端に来年度の介護報酬引き下げの方針が政府から示されたことには「民主党政権では介護報酬の引き上げ、介護労働者の賃金引き上げを実現した。今年の通常国会でも民主党主導で介護労働者の賃金を引き上げる法律を成立させている。この法律に沿って介護労働者の賃金が着実に引き上げられることが適切だ」と述べ「介護の労働環境の改善は高齢者の皆さんにとっても重要であり、地域で安定的な雇用を生む可能性もある。引き下げの方針は経済に大きなダメージを与える」と批判するとともに、懸念を示した。(編集担当:森高龍二)