民主党は16日、常任幹事会を開き、代表辞任を表明した海江田万里代表の後任選びについて「来年の通常国会までに代表を決める」ことで一致した。また、党員やサポーターも代表選挙に参加することでも一致した。
来春には統一地方選挙を控えており、党の顔として、国民から見ても党の未来に期待を示せる『顔』が求められている。
代表選挙の詳細な部分は17日の臨時常任幹事会で協議をすすめ、両院議員懇談会を経て、両院議員総会を開き、17日中に決める方針。
また、民主党東京都連区市町村議員団会議が枝野幸男党幹事長あてに党代表選挙実施に関する緊急要望書を提出。「前回総選挙以降、進めてきた党の改革・創生に向けた議論や今次総選挙の教訓を考えるなら、地域の力を結集した代表選挙を実施すべきなのはいうまでもない。統一地方選挙を目前に、民主党が再スタートを切る機会としても、地方自治体議員や党員・サポーターをはじめ、国民の前に再建の方策について開かれた議論をする機会として代表選挙を捉えるべき」と要望しており、16日の常任幹事会で党員やサポーターが代表選挙に参加することでも一致したというのは、こうした意見も考慮したものといえそう。
海江田万里代表は常任幹事会であいさつし「厳しい選挙戦だったが、党所属女性衆院議員が改選前の3人から9人に増える成果もあった。皆さんでさらなる前進を遂げていってほしい」と要請した。(編集担当:森高龍二)