菅直人前総理は民主党の代表選出が「国会議員だけでなく、党員・サポーターを含む本格的選挙で行うことが決まったのは民主党再スタートとしてよいことだ」と党再生への歩みを強めるうえでよい結果をもたらすとの考えを示した。
菅元総理は「任期満了で行われた代表戦では全国遊説や公開討論会も行った。今回は任期満了ではないが、総選挙の直後の代表辞任という大きな区切り目であり、複数の立候補者で全国遊説や公開討論会を行い、国民的な関心のもとで野党第一党の党首が選ばれることが望ましい」とした。
また、岡田克也代表代行は総選挙の結果について、民主党は全体で73議席と、前回(2012年)の総選挙が終わった時点で57議席だったので、16議席増やしたことになるが、他の第三極で大幅に議席を減らす党が相次ぐなかで、これだけしか増えなかったというのは実質敗北だと思っていると自身のブログで敗北宣言。
そのうえで「今回の総選挙は終わったが、次の選挙で政権を争うところまで持って行けるように、今日からすでに次の選挙に向けて、しっかり対応していかなければならないと思っている」と決意を示した。党再生の道を加速させるには、1月18日の代表選挙でだれが就任するのか、党内の結束と来春の統一地方選挙を踏まえれば国民的にも期待が寄せられる人物が選出されることが望まれる。(編集担当:森高龍二)