分党2党代表が共同声明 政権の右傾化懸念も

2012年12月28日 21:39

 日本未来の党は政党としての「生活の党」(代表 森ゆうこ参議院議員)と政治団体としての「日本未来の党」(代表 嘉田由紀子滋賀県知事)に分党され、28日、両代表が共同声明を発表した。

 声明は「めざす大きな方向は一致しており、今後とも手を携えていく」としている。それは「総選挙で貴重な一票を投じてくださった国民の皆様に対する公の団体としての責任であり、政治家としての義務であると痛感している」との認識を示した。

 そのうえで「国会で絶対多数となった自民・公明の連立政権が早くも原発の再稼動、新増設にむけて歩みだそうとしている」とし「極端な右傾化など、この国を危うくする動きに対し、これからも共に戦ってまいります」と自公連立による原発・エネルギー政策、教育再生、国防安全保障政策、自衛隊への対応など右傾化を懸念し、「卒原発、消費税増税凍結、子どもと女性、若者がいきいき活躍できる社会作りをめざしてまい進する」とアピールした。(編集担当:森高龍二)