5年以内の移設に全力あげる 中谷防衛相

2015年01月13日 16:34

中谷元・防衛大臣は普天間基地の危険除去のため普天間基地の名護市辺野古への5年以内の移設実現に「全力をあげる」と記者会見で語った。計画通りに移設させることは「仲井眞前沖縄県知事との約束でもある」としている。

 中谷防衛大臣は「前の仲井眞知事とお約束をしたことは、5年以内に移設ができるようにということで、その計画を採っている」としたうえで「現在、ボーリングを実施段階だが、そういった計画に基づいて、当時、お約束をしてから5年ということで進めていますので、それができるように全力を挙げていきたい」と語ったもの。

 中谷防衛大臣は移設に伴う費用の来年度予算への反映について「普天間基地の危険性の除去ということで、辺野古に移転をするというのが私は唯一の手段でもある(と考えており)最も速い解決方法でもあり、この事業が推進できるような工事推進の必要な予算は計上している」とした。

 辺野古への代替基地建設については、菅義偉官房長官も「名護市辺野古移設の原点は普天間基地の危険除去」と強調し「移設を粛々と進める」としている。また、普天間基地の5年以内での運用停止について「知事の協力を頂ければ、当然、行っていく」とNHK番組の中で明言した。(編集担当:森高龍二)