原点は普天間基地の危険除去 移設は粛々と菅氏

2015年01月11日 13:24

 菅義偉官房長官は11日、NHK番組で、普天間基地の名護市辺野古移設について「原点は普天間基地の危険除去」と最大の目的を強調し「移設を粛々と進める」考えを示した。

 菅官房長官は「これは19年前に日米で合意し、16年前に県知事、名護市長に合意をいただき、閣議決定したもの。(今日まで)16年間時間をかけてきた。そして沖縄県知事に許可を頂き、粛々を工事に入っている」と説明。

 菅官房長官は「19年前の原点は普天間飛行場です。住宅が密集している、世界で一番危険な場所にある普天間基地を日本に返還する。そのために移設する。そして地元も一度了解し、移設に取り組んでいるわけだから」と強調した。

 菅官房長官は普天間基地の5年以内での運用停止についても「知事の協力を頂ければ、当然、行っていく」とした。「基地負担の低減に全力で取り組んでいるので、そこは当然、知事の協力をいただけるのであれば行っていく」とした。(編集担当:森高龍二)