中谷元・防衛大臣は国際貢献を目的とする自衛隊の海外派遣を迅速に行えるよう自衛隊派遣のための恒久法制定の必要を改めて強調した。
中谷防衛大臣は18日までの記者会見で「世の中何が起こるか分からない。そういう時に自衛隊が国のために、国民のために活動しうるように、能力をもって行わなければならないので、まず法律でそれができるようにしておくということ(が必要)」との考えを示した。
そのうえで中谷防衛大臣は「フランスでもテロ事件が起きたけれども、国際的にこういったテロの犯罪を防止するということにおいても、わが国は関係ないというのは許されない」と語り「今後、やはり国際的に活動する時において、しっかりとその任務を果たしうるような整備をしておくと同時に、法律の面においても、これから国会で議論されるが、こういった点も踏まえて、あらゆる事態に対応できる切れ目のない法律の整備をしていかなければならない」とし、国際貢献を目的にした自衛隊の海外派遣に、その都度、特別立法で対応するのではなく、恒久法を制定し、随時、派遣できるようにすることが必要との考えを示した。(編集担当:森高龍二)