身を切る改革こそ優先課題 維新の柿沢政調会長

2015年01月18日 11:08

 維新の党の柿沢未途政調会長は「身を切る改革こそが優先課題だ」として通常国会では「来年度予算案と今年度補正予算案の問題点を厳しく追及する」考え。柿沢政調会長は「今年度GDPがマイナス成長となる見込みにもかかわらず、来年度予算の公務員人件費は増えている。これでは国民の支持を得た改革は出来ない」と人件費抑制を図るべきだとした。

 身を切る改革では維新の党は国会議員の歳費3割カット、さらには衆議院議員定数の3割カット、文書通信交通滞在費の公開法案をさきの臨時国会で提出している。通常国会でも実現に向けて取り組んでいくとの姿勢を江田憲司代表も機会あるごとにアピール。「国民の声をバックに実現していきたい」と語る。身を切る改革の実現は維新の党2本柱のひとつになっている。

 柿沢政調会長は、来年度予算の中の社会保障関係費についても「例年通り1兆円増、毎年3兆円程度が繰り越される公共事業関係費も昨年度並み、目玉の地方創生枠は補正と合わせて1兆円と小粒」などとし「将来を見据えた歳出構造の大きな変化がない」とした。(編集担当:森高龍二)