橋下、松井両氏 大阪都構想で統一地方選に傾注

2014年12月24日 09:05

 大阪市長で維新の党の橋下徹共同代表と大阪府知事の松井一郎幹事長が揃って党の要職を退き、大阪都構想実現に向け、来春の統一地方選に傾注することになった。

 維新の党は23日、執行役員会を開き、両氏の意向を受け入れた。これに伴い江田憲司共同代表が代表に、国会議員団の松野頼久代表代行(衆院議員)が幹事長に就いた。また橋下氏は党の最高顧問、松井氏は顧問に就いたが、統一地方選終了後には元のポストに戻るとみられている。

 橋下、松井両氏にとって大阪都構想は最大の政治課題。来春の統一地方選は、その後の都構想実現を加速できるどうか決定づける正念場となる。このため、総選挙にも出馬せず、両氏ともに大阪に根を下ろし都構想へ道筋を立てたいと方向を明確にしていた。(編集担当:森高龍二)