LINEが今度はアルバイト求人情報サービスに進出する。インテリジェンスとLINEが共同出資により設立した合弁会社「株式会社AUBE(オーブ)」は16日、LINEアプリ上で利用が可能なアルバイト求人情報サービス「LINEバイト」(http://baito.line.me/)を公開したと発表した。
近年の求人市場では、景気回復による雇用状況の改善により、有効求人倍率が2009年以降上昇し続け、2013年11月には7年ぶりに1.0を突破、2014年12月時点で1.15を記録している。そのため、希望する人材を計画的に採用することができない企業や店舗が増加、市場全体における課題となっている。
このような状況の中、インテリジェンスとLINEは、2015年2月2日に合弁会社「株式会社AUBE」を設立、16日より新サービス「LINEバイト」を公開した。アルバイト求人情報サービス「an」を運営するインテリジェンスが保有する求人情報と、LINEの日本国内5,800万人以上のユーザー基盤の融合により、これまでにない求人と求職者のマッチングを創出し、市場全体の課題解決を目指す方針だ。
「LINEバイト」は、LINEアプリ上で利用可能なアルバイト求人情報サービス。求職者は、外部アプリの追加インストール不要で、LINEアプリ上でアルバイト求人情報を閲覧することが可能となる。また、「LINEバイト」内での検索履歴に応じて、おすすめの求人情報をLINEからプッシュ形式で受信できたり、求人情報をLINEの友だちと共有できたりなど、LINEならではの機能も提供している。
なお、今後は、ネイティブアプリとしての展開を予定しているほか、ビジネスアカウント「LINE@」やモバイル決済・送金サービス「LINE Pay」との連携なども視野に入れているという。例えば、求職者と企業・店舗がLINEで直接コミュニケーションを取ったり、採用が決定したユーザーへのお祝い金の支払いを「LINE Pay」を通して行ったりなど、アルバイト探しにおける新たな価値を提供していく予定だ。(編集担当:慶尾六郎)