「LINE」を使っている割合が最も高い年代は?

2014年12月27日 19:53

 日々の生活にすっかり欠かせないものとなったSNS。FacebookにTwitter、LINEの3強に加え、米フェイスブック傘下のInstagramも、若者を中心に爆発的な流行を見せている。先日はついに、Instagramの月間アクティブユーザー数が3億人を突破し、Twitterを上回るというニュースもあった。

 MMD研究所が2014年12月11日~12月13日、スマートフォンを所有している20歳以上の男女(有効回答数562人)にウェブアンケートを実施したところ、SNSサービスの中で「現在利用している」という回答が最も多かったのは「LINE(59.6%)」、次いで 「Facebook(52%)」「Twitter(39.3%)」の順だった。4位以下は「Google+(21.7%)」、「Facebookメッセンジャー(19%)」「mixi(16.4%)」「Instagram(13.5%)」となっている。

 利用者が多かった3サービスを年代別で見たところ、「LINE」の利用率は30代が最も高く68.1%、次いで20代の67.9%、50代の63.4%だった。40代は意外にも低く、54.9%。一方、「Facebook」の利用率は20代が最も高く、61.6%。次いで40代が53.1%、30代が51.3%となっている。「Twitter」も20代が最も高く62.5%、次いで30代が43.4%、40代が36.3%だった。ユーザー数を増やしつつある「Instagram」の利用率は、20代がずば抜けて高く28.6%、次いで30代が15.9%となっている。FacebookとLINEは、世代ごとの利用率にそれほど差はないが、TwitterやInstagramは若い人ほど利用率が高く、世代が上がるにつれて利用率が下がる傾向がみられた。ちなみに、今回の調査では「60歳以上」のスマホユーザーにもSNSの利用率を聞いているが、シニア層のFacebook利用率は47.3%、LINEは43.8%と半数に迫る。Twitterも21.4%が利用していた。

 近年、市場が拡大している「ニュースキュレーションアプリ」についてはどうか。スマホユーザーに利用状況を聞いたところ、1位は「Yahoo!ニュース」で36.5%だった。2位は「SmartNews」で16.5%、3位には「LINE NEWS」 が15.5%でランクインした。4位以下は「グノシー(11.7%)」、「Antenna(6%)」「NewsPicks(5.9%)」などとなっている。

 スマートフォンの接触時間については、最も多かったのが「1時間~2時間未満」で24.7%だった。また、「10分未満(8.2%)」「10分~30分未満(18.5%)」「30分~1時間未満(23.1%)」と、1日のうちスマホに接触している時間が「1時間未満」の人が49.8%で、全体の半数を占めることも分かった。(編集担当:北条かや)