【今週の振返り】テクニカルの「信号無視」で465円上昇した週

2015年02月28日 20:13

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こんなこと、いつまでも長くは続かない。と思っても、ブッ飛ばして新高値追い。どうしたんだ東京市場。いい加減、おととし5月23日のこと考えたほうがいい。

 日経平均終値は200.59円高の18785.79円、TOPIX終値は+14.06の1521.68。売買高は23億株、売買代金は2兆5089億円。値上がり銘柄数は1286、値下がり銘柄数は435。33業種全セクターが上昇する全面高で、上位は鉱業、保険、海運、鉄鋼、証券、水産・農林、倉庫、銀行などだった。

 27日の日経平均は小幅続伸。取引時間前にまとめて発表された1月の経済指標は概してあまり良い数字ではなかった。完全失業率は4ヵ月ぶりに0.2ポイント悪化し3.6%、有効求人倍率は1.14倍で12月と同じ。二人以上世帯の実質消費支出は-5.1%で12月を1.7ポイント、市場予測を1.0ポイント下回った。消費者物価指数(CPI)の1月全国は+2.2%で20ヵ月連続プラスだが12月比では0.3ポイント減で市場予測を下回り、2月東京都区部は+2.2%で1月と同じ。鉱工業生産指数速報値は+4.0%で市場予測より良かった。

 NYダウは売り買い交錯の末に10ドルの小幅反落だったが、ドル円が119円台の円安だったため58円高の18844円と2000年4月24日以来14年10ヵ月ぶりの18800円台に乗せてスタート。午前9時52分にマイナス圏の18779円まで下げるが一時的で、おおむね18800円台を維持して10時42分に18865円まで上昇する。ソニー<6758>が5日続伸して昨年来高値を更新したり、アップルの「アップルウォッチ」のお披露目が3月9日に決まってアップル関連銘柄が買われるなど買い材料に事欠かない。それでも過熱感と「月末のドレッシング買いvs.利益確定売りの金曜日の対決」で振幅は大きく、前引けは18799円。TOPIXは安値圏だった。

 後場は小幅高で18800円をはさんでしばらくもみあった後、午後1時台についにやってきた下落局面。GPIFが10~12月の運用成績を発表するという観測を受けての様子見からマイナスに落ちて1時52分に18714円まで下がる場面もあったが、下げると押し目買いが入って反発というパターンを繰り返し、今週の熱気はなかなか冷めない。それどころか2時30分前にはTOPIXに先導されてプラスに浮上し18800円台を一時回復する。終盤は前日終値をはさんだもみあいでプラス、マイナスどちらに転んでもおかしくなかったが、大引けでプラスに滑り込んだ。終値18800円はお預け。TOPIXもJPX日経400も続伸し、日経平均先物終値は18820円だった。

 日経平均終値は12.15円高の18797.94円、TOPIX終値は+2.17の1523.85。売買高は27億株、売買代金は3兆69億円で12日以来の3兆円台。値上がり銘柄数699より値下がり銘柄数1079のほうが多かった。プラスの業種はその他金融、サービス、その他製品、電気機器、金属製品、小売など16。プラスマイナス均衡したのが銀行。マイナスの業種が鉱業、不動産、水産・農林、倉庫、鉄鋼、電気・ガスなど16と、全くのイーブンだった。

 2月第4週は4勝1敗。日経平均は前週末20日終値から465.64円上昇して今週の取引を終えた。2月の取引も全て終了し、1月30日終値から1123.55円上昇して1月に続いてプラスの月になり、黒田バズーカ緩和第2弾を受けて月間で1046円も上昇した昨年11月をしのぐパフォーマンスをみせた。(編集担当:寺尾淳)