4月24日、いよいよ腕時計型のウェアラブル情報端末「アップルウォッチ」が全世界で発売される。高いデザイン性に加え、通話やメール、心拍数の計測などのヘルスケア機能もあり、注目が集まっている。MMD研究所が、今年3月10日に開催されたアップルウォッチの発表会直後、20~60歳の男女2169人を対象にウェブアンケートを行った結果、アップルウォッチの認知度は65.2%だった(サンプルは男女半数ずつ、各世代、約25%ずつに均等割り付け)。
アップルウォッチを知っている65%のうち、「3月10日に発表される前から知っていた」は22.2%、「3月10日に発表されたニュースで知った」が43%で、発表前から5人に1人は知っていたことになる。「知っている」と回答した人に、その認知度合いを聞いたころ、「知っており内容を理解している」が34.2%、「知っているが内容は理解していない」が58.9%だった。
モデルのラインナップは「Apple Watch」、「Apple Watch SPORT」、「Apple Watch EDITION」の3種類。最も廉価な「SPORT」は4万円台から、中価格帯の「Apple Watch」は6万円台~13万円台。今回注目を集めたのが、18金を使用した「Apple Watch EDITION」で、価格は128万円から218万円となっている。
MMD研究所が、アップルウォッチを知っている、知らないに関わらず各コレクションの製品情報(写真、価格など)をもとに購入意向を聞いたところ、中価格帯でデザインの種類が豊富な「Apple Watch」が、「購入したいと思う」6.5%、「やや購入したいと思う」11.6%と合わせて、18.1%が購入意向を示した。次いで「Apple Watch SPORT」では「購入したいと思う」が5.7%、「やや購入したいと思う」が10.3%と、合計16%。最後に、100万円台の「Apple Watch EDITION」では「購入したいと思う」が4.7%、「やや購入したいと思う」が7.9%と、合計12.6%だった。発売前にもかかわらず、購入意向は比較的高いといえそうだ。
ただ、価格については多くの人が「ちょっと高いかも……」と感じている。いずれのモデルも、「高い」+「やや高い」と感じる人が7~8割を占めており、「安い」は5%に満たない。「どちらともいえない」と感じる人も、モデルによっては1割強~2割おり、「アップル初のウェアラブル端末」の魅力と、高めの価格設定をどう評価すべきか、迷っている人も多そうだ。(編集担当:北条かや)