自民党の佐藤正久元防衛大臣政務官は15日、政府の自粛要請を無視し、ウクライナ南部のクリミア半島を10日から12日にかけて訪問した鳩山由紀夫元総理が帰国後、記者団の質問に無言を通したことに「モスクワやクリミアでは『日本人は間違った情報で洗脳されている』など、歯切れよくかつ威勢もよかったのに、帰国した成田空港では記者団にはダンマリを決め込んだという。情けないし、潔さも感じない」と元総理の言動を改めて問題視した
佐藤元政務官は鳩山元総理が訪問先で「ロシアのクリミア併合は憲法に則り民主的な手続きで行われた住民投票の結果」など発言したことに「物議を惹起させて嬉しいのかな?ロシアにとっては最高のコメントだが、日本政府の立場とは全く違う。害をまき散らし過ぎだ!また辺野古沖の埋め立て反対の発言もクリミアで言う話ではない」(12日)と批判していた。
佐藤元政務官は「鳩山元総理は釈明会見をやって正当化するのかな?」と13日、ツイートしていたが、空港で待ち受ける記者団の質問にダンマリを決めた無責任さに落胆したもよう。
鳩山元総理は元総理としての発言として自身の言動に対し責任を負うべきで、日本政府と真逆の見解を示しているならなおさら、その根拠や自身の考えを当然、国民に知らせるべきだろう。一民間人ではあっても、元総理の発言は国益を損なうことにもなりかねない。菅義偉官房長官は「コメントする気にもならない」。無視が一番なのか・・。(編集担当:森高龍二)