安保法制で自民幹部の先走りをけん制 

2015年04月02日 09:01

 民主党の安住淳国対委員長代理は1日の記者会見で、安保法制に対する自民党幹部の先走りをけん制した。

 安住国対委員長代理は自民党の高村正彦副総裁が安保法制での与党協議の合意で渡米し、米国での講演で国会を1か月強延長する必要があるとしたことや、この発言を受けて自民党の佐藤勉国対委員長が国会会期延長に言及していることに「自民党が野党時代なら(参院で予算審議の最中に国会延長などの話を出せば)国会を止めているだろう」と強く批判。「先走った話はしない方がいいのではないか」と語った。

 また、高村副総裁が訪米し、説明したことについても「一言で言えば、国民よりもアメリカが大事ということなのかもしれない。順序が逆だ」と批判した。

 安住国対委員長代理は「普通は法案ができた段階で、同盟国に対して内容や審議の見通しを説明するものだ」と改めて先走りした対応だとした。

 会見では、籾井勝人NHK会長について「受信料を払っている視聴者が本気で怒る前に身を処したほうがいい」とした。(編集担当:森高龍二)