今週、4月第4週（4月20～24日）は5日間の取引。統一地方選挙第2ラウンドの市町村長、市町村議会議員の選挙は26日が投開票日。世界の株式市場の休場日は、21日、ブラジル・サンパウロ市場が「チラデンテス記念日」の祝日で休場する。独立運動の英雄チラデンテスが1792年、ポルトガル政府によりリオ・デ・ジャネイロで公開処刑された日。23日、トルコが「国民主権の日」「こどもの日」の祝日で休場する。1920年、アンカラで初の国民議会（国会）が開かれた日。
国内の経済指標は、22日朝方発表の貿易統計にまず注目。輸入原油安や円安による輸出の増加で毎月、赤字幅が急速に圧縮しており、「今回は黒字になる」という観測もある。もし黒字になれば為替の円安のピークアウトは近い。同じ22日、円安を背景に増加し「インバウンド消費」で百貨店や免税店や観光地を潤している訪日外国客数の発表もある。
20日は2月の第三次産業活動指数、3月のコンビニエンスストア売上高、21日は2月の景気動向指数（一致指数）確報値、3月の全国百貨店売上高、3月の全国スーパー売上高、22日は3月の貿易統計、3月の訪日外国人客数、23日は4月のマークイット製造業購買担当者景気指数（PMI）、24日は2月の全産業活動指数が、それぞれ発表される。
20日に「月例経済報告」が発表される。東京で全国知事会議が開かれる。榊原経団連会長が記者会見を行う。21日に全国学力・学習状況調査の結果が発表される。24日に気象庁が5～7月の3ヵ月予報を発表する。日銀の中曽副総裁が東京都内で講演する。26日は統一地方選挙の市町村長、市町村議会議員選挙（政令指定都市以外、東京23区含む）。26日～5月3日に安倍首相がアメリカを訪問する。
主要企業の決算は3月期の発表が徐々に増えてくる。ピークは来週と5月の第3週。安川電機は20日、日本電産は22日。陽気な永守節が炸裂するか？
20日はいちごGHD＜2337＞、安川電機＜6505＞、メルコHD＜6676＞、KOA＜6999＞、東天紅＜8181＞、21日は東京製鐵＜5423＞、キヤノンMJ＜8060＞、ジャフコ＜8595＞、光世証券＜8617＞、22日はJSR＜4185＞、中外製薬＜4519＞、日本電産＜6594＞、小松ウォール工業＜7949＞。
23日はDNAチップ研究所＜2397＞、ボルテージ＜3639＞、パナソニックIS＜4283＞、野村総合研究所＜4307＞、花王＜4452＞、オービック＜4684＞、OBC＜4733＞、サイバーエージェント＜4751＞、モーニングスター＜4765＞、JFEHD＜5411＞、芝浦メカトロニクス＜6590＞。
24日はB-Rサーティワン・アイスクリーム＜2268＞、エムスリー＜2413＞、ジャパンフーズ＜2599＞、トーメンデバイス＜2737＞、東京エレクトロンデバイス＜2760＞、JIEC＜4291＞、アマノ＜6436＞、富士通ゼネラル＜6755＞、三菱自動車工業＜7211＞、マツダ＜7261＞、小糸製作所＜7276＞、キヤノン電子＜7739＞、三菱鉛筆＜7976＞、コクヨ＜7984＞、岡三証券G＜8609＞、東洋証券＜8614＞、カブドットコム証券＜8703＞、日本KFCHD＜9873＞。
今週の新規IPOは5件ある。来週も5件。
20日にHamee＜3134＞が東証マザーズに新規上場する。神奈川県小田原市が本社で、モバイルアクセサリーの企画・小売の他、電子商取引事業者向けのクラウド型業務マネジメントサービスを行う情報・通信関連銘柄。公開価格は2530円。
21日にシーアールイー＜3458＞が東証2部に新規上場する。東京が本社で、物流施設を中心に開発、建設、賃貸、管理、仲介、有効活用など事業用不動産の総合サービスを行う。公開価格は3620円。
22日に日本スキー場開発＜6040＞が東証マザーズに新規上場する。東京が本社で、白馬八方尾根、栂池高原、鹿島槍などのスキー場を運営。公開価格は3570円。日本駐車場開発＜2353＞の子会社として設立された。
24日にレントラックス＜6045＞が東証マザーズに新規上場する。東京が本社で、成果報酬型、検索連動型などネット広告関連の事業を行うネット関連企業。公開価格は1750円。24日に三機サービス＜6044＞がジャスダックに新規上場する。兵庫県姫路市が本社で、空調、電気、厨房、給排水衛生などの設備メンテナンスを行う。公開価格は1540円。
海外の経済指標は、フランクフルト株式市場が好調なドイツでは21日にZEW景況感指数が発表される。23日にはHSBCの中国PMIの発表がある。22日のアメリカの中古住宅販売件数も注目される。
