LINEの1~3月売上高は70%増。スタンプ販売好調

2015年05月07日 08:24

 スマートフォン(多機能携帯電話)向け無料通話・メールアプリ「LINE(ライン)」を運営するLINE株式会社は、30日に2015年1~3月期の業績を発表。それによれば、連結売上高は前年同期比70%アップの281億円で、基幹事業である「LINE」事業単体での売上額は前年同期比76%アップの254億円であった。発表された連結売上高にはLINE株式会社の海外展開を担う「LINE PLUS」、また「LINE@」事業を手がけるLINE Business Partnersの売上が含まれている。利益は非公表。

 LINE株式会社の前年同期比70%アップという数字を支えているのは、スタンプ事業の好調さだ。今年の1月より開始した音声付きの「スタンプ(絵文字)」は、当初の予想を上回るペースで売り上げを伸ばしており、またユーザーがスタンプを制作して販売する「LINE Creators Market」も、販売スタンプ数が世界累計10万件を突破するなど好調に推移。スタンプの売り上げも堅調に伸長している。LINE株式会社は今後、タイと台湾での展開を強化していきたいとしている。

 また3月末時点の月間アクティブユーザー数は2億500万人と、14年12月末時点より2500万人増えている。こうしたユーザー数の増加も今回の売上高大幅アップの大きな要因だろう。なお、直近ではインドネシアでユーザー数が拡大しているといい、高シェア率をほこる日本、タイ、台湾を合わせた4ヶ国のユーザー数は合計で1億2300万人に達したとのこと。

 そして1~3月に10タイトルをリリースしたゲーム事業も好調に推移しており、今後はカジュアルゲームの売り上げランキング上位を維持していく以外にも、ミドルコアジャンルのタイトルにも注力していきたいとしている。そしてLINE株式会社が持つキャラクターを活用したタイトルもリリースし、幅広いジャンルにおいてラインアップを充実させていく。

 そして今年の4月に社長に就任した出沢剛社長は、「LINEにとって、今年は、グローバルでスマートフォンNo.1 LIFEプラットフォームになれるかどうか真価が問われるタイミングであると考えています。これまで以上に速いスピードで、さらなる事業成長とイノベーションの強化、グローバルでのプレゼンス拡大を図り、LINEを次のステージに引き上げてまいります」とのコメントを発表している。(編集担当:滝川幸平)