日中韓テロ対策協議が15日、北京で開かれる。外務省によると、日本からは川田司外務省国際テロ対策・組織犯罪対策協力担当大使、中国から劉光源外交部渉外安全事務司長、韓国から崔盛周(チェ・ソンジュ)外交部国際安全保障大使がそれぞれ代表を務め出席するほか、3か国のテロ対策関係省庁関係者が出席する予定。
3か国によるテロ対策協議は2010年に日中韓サミットで採択された「日中韓3国間協力ビジョン2020」で3か国がテロ根絶に向けた専門家会合の実施を決定したことを受けて開かれているもので、第1回を韓国で2011年に開催。2回目は2012年に日本で開いた。今回で3回目。今年3月に開いた日中韓外相会議で北京での協議開催が決められていた。
テロに対しては「国際テロ組織が高度に発達した情報通信技術や国際交通網等の特性を利用し、国境を越えて活動しているため、すべての国が幅広い分野で緊密に協調し、テロに対する脆弱性を克服し、テロリストに安住の地やテロの手段を与えないことが重要で国際協力が不可欠」との認識のもと、関係国間の連携・協力強化を進めている。(編集担当:森高龍二)