ACSA締結など可能な限り推進 岸田外務大臣

2015年06月30日 07:33

 中谷元防衛大臣は29日の衆院安保特別委員会で、物品役務相互提供協定(ACSA)に関しての対応を小田原潔議員(自民)から聞かれ、ACSAに基づく、役務・物品の提供を行うため、海賊対処活動、弾道ミサイルに対する破壊措置をとるために必要な行動、情報収集、警戒監視などを行う自衛隊による米軍への物品、役務の提供を可能にする自衛隊法改正を行うこととしたと答えた。

 中谷防衛大臣は「日米の新ガイドラインでも後方支援を相互に行うこととしている」とし、「オーストラリアに対しても今後、日豪間で検討・協議したいと思っている」との考えを示した。

 また、岸田文雄外務大臣はACSA締結の状況について「現在、米国、オーストラリアとACSAを締結している。カナダとは協定に実質合意し、必要な調整を行っている。英国との間では可能な限り早期に締結するために最大限取り組むことになっている。フランスやニュージーランドとの間においても検討を開始する」とし「ACSA締結などを可能な限り推進していきたい」とした。(編集担当:森高龍二)