国民や歴史にどう責任果たすか問われている

2015年07月13日 18:39

 民主党の枝野幸男幹事長は13日、安保法案に対し、政府・与党が今週中に衆院を通過させることを目指していることに「到底採決できる状況でないことははっきりしている」と断言。国会議員として「われわれが向き合う相手は国民と歴史だと思っている」「国民や歴史に対してどう責任を果たすかが問われている」と安保法案の重みをうかがわせた。

 また、枝野幹事長は「国民の皆さんの意識が各世論調査で明確なトレンドになっているし、(安保法案の今国会での採決は)『止めろ』といううねりは、国会周辺はもとより全国各地で大きくなっている」と指摘。

 そのうえで「私は日本の歴代総理のなかで最も大きな仕事をされたのは(大東亜戦争終戦判断をし、そこに導いた)鈴木貫太郎総理だと思っている。自民党のなかにはこれ(安保関連法案)はおかしいと気づいている方は少なからずいると思う。鈴木貫太郎総理が戦争を『今なら止められる』と英断した、(自民党幹事長の)谷垣禎一さんが平成の自民党の鈴木貫太郎になれるかが問われている局面だろう」と述べた。(編集担当:森高龍二)