人殺傷目的の手りゅう弾「武器でない」防衛大臣

2015年08月04日 10:11

 中谷元防衛大臣は3日の参院安保特別委員会で人殺傷目的の手りゅう弾は消耗品であり、武器でないと答え、安保法案成立後は、他国軍への後方支援で提供できるとした。

 日本共産党の井上哲士議員の質問に答えた。井上議員は、武器弾薬の他国軍への補給は後方支援に関するこれまでの法律ではできなかったが、重要影響事態法案と国際平和支援法案では武器の提供はこれまでと同じく不可だが、弾薬の提供を可能にしたと指摘の上「武器と弾薬の区別はどこにあるのか」と質した。

 中谷元防衛大臣は「弾薬は武器と共に使用される火薬類を使用した消耗品で、拳銃弾や小銃弾などが該当する。武器は直接、人を殺傷し、武力闘争の手段として物を破壊することを目的とする機械、機具、装置をいい、拳銃、小銃、機関銃など、消耗品でないものをいう」と答えた。

 井上議員が「武器と共に使うことのない手りゅう弾は武器か、消耗品か」と質したのに対し、中谷防衛大臣は「武器と共に使用されるものではないが、直接、人を殺傷するなどを目的とした火薬類を使用した消耗品であり、弾薬として重要影響事態法に基づいて提供することが可能だ」と答えた。人を殺傷することを目的とした手りゅう弾を武器でないとする解釈は議論が必要になりそう。(編集担当:森高龍二)