農林水産省は26年度食料自給率を発表した。カロリーベースで39%と前年度と同じだった。39%は5年連続して変わらない。生産額ベースでは64%と前年度より1ポイント減少した。また、米の消費量は1人あたり、1年間で55.2キログラムと前年度(56.9キログラム)より1.7キログラム、率にして約3%減少していた。
農林水産省は、米について「主食用米等の需要量が減少傾向で推移していることに加え、前年度の消費税引き上げ前の駆け込み需要の反動等により、需要量が減少した」としている。
一方、小麦や大豆については小麦が国内生産量(カロリーベース)で前年度比5%の増、大豆が15.9%の増になった。農林水産省は「前年度より天候に恵まれ、単収が平年よりも高くなるとともに、作付面積も増加したことから、国内生産量が増加した」としている。(編集担当:森高龍二)