自民党の谷垣禎一幹事長は総理の戦後70年談話について、有識者懇談会が参考資料としてまとめた報告書は「高村正彦副総裁が党役員会で(報告内容は)大方の人が『そういうことだろう』と思うものであった。戦後70年談話も報告書と整合性のあるものになると思うが、大きな心で受け止めてほしいというようなお話でしたが、わたしも同様の思い」と語った。
谷垣幹事長は「日本を含むいくつかの国々が1928年の指し示す(不戦条約への)方向と違う方向に歩んで、そこで日本は道を踏み誤った。(報告書は)日本が失敗をした原因、そしてどこが日本の努力として今後伸ばしていくべきものか、というようなのは非常によく分析されている」と評価した。
そのうえで「戦後70年談話も、高村副総裁がおっしゃるように、当然、この有識者懇談会の議論を踏まえたというか、平仄を合わせたものになるだろうと思うので、一つ一つの用語が使われているか、使われていないかというような議論もあるが、やはり、大きな方向できちんと分析をして出された戦後70年談話であってほしいと思う」と期待し「そういう気持ちで戦後70年談話を日本の周辺諸国というか世界にも受け止めていただけたらと思っている」とした。(編集担当:森高龍二)