自身の認識と違う所も受け止め、談話に反映を

2015年08月08日 10:05

 民主党の岡田克也代表は7日の記者会見で、有識者懇談会がまとめた総理の戦後70年談話のための報告書について「『日本国憲法に対しても国民からの支持は多かった』『日本国民が米国の力を借りて民主主義を取り戻した』など(の歴史認識)は安倍総理のものとはかなり違うと思うが、しっかり受け止めて、70年談話に反映してもらいたい」と釘を刺した。

 岡田代表がとりあげた部分は「占領期、日本は米国に導かれる形で民主化を遂げたが、これは、米国が日本に民主主義を導入したのではなく、1930年代に軍部や一部の政治家によって奪われた民主主義的な価値を、日本国民が米国の力を借りて取り戻した」と表記した部分。

 岡田代表は70年談話が歴代の内閣の積み上げてきた努力を無にするようなものにならないよう「無にするようなものは許さない」とした。安倍晋三総理は14日に談話を出すことにしている。(編集担当:森高龍二)