安倍晋三総理は非核三原則の文言を6日催行された広島市での平和祈念式に入れなかったが、これに懸念の声があったことも意識してか、9日の長崎市での平和祈念式で「今日の復興を成し遂げた長崎の街を見渡すとき、改めて平和の尊さを噛みしめている」としたうえで「世界で唯一の戦争被爆国として、非核三原則を堅持しつつ、核兵器のない世界の実現に向け、国際社会の核軍縮の取り組みを主導していく決意を新たに致しました」と非核三原則をあいさつに入れた。
また、広島市での平和祈念式同様「秋の国連総会では新たな核兵器廃絶決議案を提出する」と表明した。
安倍総理は「8月末に広島で開催される包括的核実験禁止条約賢人グループ会合、国連軍縮会議に続き、11月にパグウォッシュ会議が長崎で催され、来年にはG7外相会合が広島で催される。これら国際会議を通じ、被爆地から我々の思いを国際社会に力強く発信する」とした。(編集担当:森高龍二)