LINEグループ“退出経験あり”が6割。理由「嫌な思いをしたから」等

2015年08月13日 08:47

 その利便性から、電話やメールを超えて日常のコミュニケーションツールとしての地位を確立しつつあるLINE。2者間のトークはもちろんのこと、さいきんでは3者以上がトークする「LINEグループ」を使う人が増えてきている。学校や仕事、部活動や趣味などのテーマごとにコミュニケーションする場として活用されている。

 LINEを使っている20~30代の社会人221人(男性111人、女性110人)にアンケートを行った。登録しているLINEグループの数を尋ねたところ、最多は「3個(15.4%)」。ついで、「2個 (14.9%)」「1個(14.5%)」「4個(9.5%)」「6~10個(9.0%)」「5個(8.6%)」「16個以上(5.4%)」「11~15個(4.1%)」「登録していない(18.6%)」となった。

 LINE利用者のうち、なんらかにグループに登録していない人は2割弱で、8割の人がグループ機能を利用していることがわかった。5個以内のグループの人が62.9%と占めたが、なかには16個以上という人も見られた。

 続いて1個以上登録している81.4%(180人)に、LINEグループから「退出(グループから抜ける、削除する)」したことがあるかどうか聞いたところ、「使用しなくなったグループは退出する(49.4%)」が最多。ついで、「時折、LINEグループを整理し、まとめて退出する (19.4%)」「そのLINEグループのメンバーと仲が悪くなったので退出した(8.3%)」「退出したことはない(41.7%)」となった。約6割の人が何らかの理由でグループから退出していることがわかった。

 それぞれの退出理由を尋ねてみると、「やりとりをしなくなったので」(31歳・男性)、「誰も使わなくなったから」(29歳・男性)等。また「地域の行事に関するグループで、地域行事に参加しなくなった時点で退出した」(28歳・女性)、「飲んだ勢いで作ったグループでそれから会う機会がなくなり、半年以上放置された状態になってしまったので」(31歳・女性)等の声も聞かれた。

 上記以外では、「喧嘩して居心地が悪くなったので」(25歳・男性)、「嫌な思いをしたから」(29歳・女性)、「話が合わなくなったから」(28歳・男性)など、コミュニケーションに不具合が生じたことを理由に挙げる人もいた。

 2者間のコミュニケーションは言わずもがな、3者以上のコミュニケーションもまた時にトラブルの原因となる。LINEグループは便利である反面、そこには便利ゆえのわずらわしさも存在するようだ。(編集担当:堺不二子)