大塚商会が、自動的に使用電力量を計測できる「電力の見える化スターターパック」を平成24年6月19日より発売すると発表。コンセントで接続使用する電気機器4台分の使用電力量を計測できるスマートコンセント(スティング)およびUSB型のコントローラー(スティック)がパックになっている。
「電力の見える化スターターパック」は、スティック(USBで管理者のPCへ接続)1個とスティング+(親機、スティックとのやり取りを実施)1個、スティング(子機)3個がセットとなっている。このパックは電気工事が不要なため取り付けが容易であり、設置後すぐに、使用電力量の計測データを無線で自動的に収集し、可視化する。また、照明用には埋め込み型(ステルス)があり、照明器具の電力使用量を測定することでき、PC側から操作することでステルスを設置した照明器具のオン/オフが可能だという。
節電の手段として多くの企業や家庭で導入されている、使用電力量を可視化。可視化されることで節電に対する意識が高まるだけでなく、無駄の削減や使用機器の再配置、集約などによる電力使用量の削減、効率化を図ることができるなど、一歩踏み込んだ節電への取り組みが可能となる。関西を筆頭に今夏も各地で節電が必要となる中、安価かつ容易に電力の見える化を可能とする機器に対するニーズは高まっている。本格的な夏が始まる前に、こうした機器が多く市場に登場することを期待したい。