民主党の郡司彰参院議員会長は20日午後の記者会見で、安保法案について「衆院で維新の党と共同提出した領域警備法案の扱いやPKO法改正案、周辺事態法改正案の3本については両党で協議を続行していく」との考えを示した。
一方で「わが党からすれば、集団的自衛権を前提にしたものは違憲性が高いので廃案にすべきという考えで、そのあたりを踏まえ、現場の仕切りを見ながら対応していく」と慎重な姿勢をみせた。
また蓮舫代表代行は同日の会見で「政府の安保法案は10本を1本に束ねていて、その中に違憲の内容もあり、10本を1本に束ねた違憲法案への対案はない」ときっぱり語った。そのうえで、領域警備法案やPKO法改正案、周辺事態法改正案については維新の党と協議していく旨を示した。(編集担当:森高龍二)