金銭トラブルが報じられ自民党を離党した武藤貴也衆院議員(滋賀4区選出)がファイスブックで、週刊文春で報じられた内容について「記事では株の売買に私が関与したことなどが記述されておりますが、極めて恣意的に書かれており非常に心外です」と20日までに発信した。
事件のいきさつについて、武藤議員は「週刊誌記事の取材源とされているA氏は学生時代に知り合った」人物で「10年以上付き合いがあったので、初当選直後、資金を預ければ利回りを付けて返すと話をしてきたとき、預けてしまったのが今回の問題の始まりです」と説明。
武藤議員は、A氏は「当初2回ほど利回りの全部または一部を支払っただけで、あとは色々と理屈をつけ、利回りどころか、元金も返してくれなくなった」としている。
また「返済請求に引っ越しを行うなどして逃げ、最後は連絡もつかなくなり、既に東京地裁に民事提訴し、9月に第1回口頭弁論が開かれることになっている。現在、民事に加えA氏らを詐欺で刑事告訴することも考え、担当機関などに相談しているところ」と説明。
そのうえで「一方的かつ事実と異なる週刊誌の記事のために議員辞職することはできません」と議員辞職できないとし、そのうえで「事実関係に関しては法的な場所でしっかりと明らかにしていきたいと思っています」と書き込んでいる。(編集担当:森高龍二)