生活の党の小沢一郎代表が「安倍晋三総理にツキが無くなってきている」と今月25日に記者会見で、日米地位協定に対する記者の質問に答える中で語っていたことが分かった。確かに、大きい事業(今回は安保法案など)を達成するにはリーダーにツキと勢いが必要だ。
小沢代表は地位協定の話とは別だが、とことわったうえで「こういう時に米軍の爆発が起きたりするのは段々安倍さんのツキがなくなってきている証拠です」と素直な感想を述べた。
小沢代表は「いい時は何をやってもいい。人間の人生はみなそう。悪くなると何をやってもダメになる。ヘリの事故(米軍ヘリが12日に沖縄本島沖合で艦船への着艦に失敗)が起き、米軍のところで爆発(神奈川県相模原市の米軍倉庫で24日未明に火災)が起きる。本当に段々行き着く先が見えているような気がします」と安倍総理のツキが下降にあるとの見方をした。
また、日米地位協定に関して、小沢代表は「日本の政府、外務省はアメリカの軍や国務省と対等に話ができない。そこが非常におかしなところ」と語り、「これを変えていかないと日米同盟は成り立たなくなってしまう。そのことを心配する」と対等に渡り合えない政府の在り方を懸念した。
小沢代表は「主従の関係では本当のつながり、信頼関係ができない。そういう意味で大変心配している」と日米地位協定にかかわっての発言を行った。(編集担当:森高龍二)