結婚前の同棲「してよかった」が9割 結婚までの早めの決断がカギ

2015年08月30日 15:27

 結婚前に同棲した人の9割が「同棲してよかった」と回答していることがわかった。

 「付き合ってから同棲するまでの期間」でもっとも多かったのは「6ヶ月未満」の31.7%。ついで「6ヵ月から1年未満(19.3%)」「3年以上(16.0%)」「1年~1年6か月未満(14.7%)」となった。

 同様に、「同棲してから結婚するまでの期間」でもっとも多かったのも「6ヶ月未満」で21.7%。ついで「6ヵ月から1年未満(20.7%)」「3年以上(19.0%)」「1年~1年6か月未満(17.3%)」。

 同棲のために選んだ物件の間取りは「2LDK」が最も多く26.3%に。ついで「2DK(24.3%)」、「1LDK(14.3%)」。2人で住むため「広さ」を重要視している傾向が見られた。また、物件選びにかけた期間は、「2週間~1ヶ月未満」が28.7%でトップ。第2位「1か月~2か月未満(22.3%)」、第3位「1週間~2週間未満(15.0%)」の回答と合わせ、“長くても2ヶ月、早ければ1週間”で決める人が全体の6割以上という結果になった。

 結婚前の同棲について、「その後の夫婦の力関係に影響を与えている」と思う人は、3人に1人という結果に。「影響を与えている」と回答した人の多くは、「ルールがすべてそこで決まってしまった」(32歳/男性)、「良く思われようと思いだいぶ抑えて生活していたので、あまり言いたいことが言えない」(39歳/女性)など、同棲だからと思っていた行動が、いつの間にか定着し、結婚後も軌道修正をできないケースが多いようである。

 一方、「どのような生活をしているのかがよくわかって、理解が深まった」(女性/38歳)、「妻の意見を尊重できるようになった。」(男性/33歳)など、生活感や価値観をすりあわせるうえでプラスになったという声もあり、「同棲してよかった」という人は9割以上となった。

 同棲も結婚も6か月以内に決める「スピーディ派」が大多数の一方で、3年以上かけるの「じっくり派」も多い。しかしながら両者とも、結婚を決めるうえで同棲の経験は良かったと考えているようだ。(編集担当:堺不二子)