未就学の子を持つ夫婦間の会話の満足度は平均62.4点

2015年08月02日 14:16

 男女雇用機会均等法が施行された1986年以降、女性の社会進出が進み、結婚後も仕事を続ける女性が増え、夫婦での「共働き」にも何ら違和感がない時代となっている。一方、結婚前後と比べ、子どもの産前産後は「子どもがいる」という大きな変化があり、夫婦関係やコミュニケーションの取り方はより大きく変化すると予測される。

 ドゥ・ハウスは、自社のインターネットリサーチサービス「myアンケートlight」を利用し、未就学の子どもを持つ20代~60代の男女を対象に「夫婦の会話」に関するWEBアンケートを実施した。調査期間は7月17日~7月21日。有効回答は649人から得た。

 まず、平日と休日の夫婦間の会話量について聞いたところ、平日は1位「15~30分未満(28.5%)」、2位「30分~1時間未満(23.6%)」、3位「15分未満(21.5%)」に対し、休日は1位「1時間~3時間未満(28.5%)」、2位「30分~1時間未満(19.9%)」、3位「15分~30分未満(16.3%)」となった。休日は、一緒に居る時間が平日より長い分、話す時間も増えるようである。

 次に、夫婦間の会話の内容はどんなことが多いか1~5位まで順位をつけてもらい、1位=5ポイント、2位=4ポイント、3位=3ポイント、4位=2ポイント、5位=1ポイントとして重み付けし計算したところ、全体の1位は「子どものこと(2,981ポイント)」、2位は「休日・レジャー(1,093ポイント)」となり、「子どものこと」が圧倒的に多いことがわかった。会話の中心は子どものこと、そして休日は家族でどこへ行こうかという話の流れになるようだという。

 また、男女別では2位以下の項目で差がみられ、男性は「パートナーのこと」、女性は「自分のこと」となり、夫より妻に関することの方が多く話題になるということがわかった。

 そして、夫婦の会話について自身の満足度を100点満点でつけてもらったところ、平均値は62.4点となった。その点数にした理由には、「話したいけれど、それぞれ忙しいから話す時間がない」といったものが多く見受けられた。

 続いて、産前を100とし、現在のパートナーへの愛情を0~200の数値で表してもらったところ、平均値は77.5で、産後は相手への愛情が薄れる人が多いことがわかった。ここでは、パートナーへの愛情が産前よりも高くなっている人は、会話の満足度が50点以上という共通点が見られたという。(編集担当:慶尾六郎)