中谷防衛大臣の答弁は罷免に値する 枝野幹事長

2015年09月03日 07:50

 民主党の枝野幸男幹事長は2日の記者会見で、中谷元防衛大臣が8月11日の国会答弁で自衛隊の米軍への後方支援に「劣化ウラン弾は運ばないということで相手先と協議している」としていたのに、白眞勲議員の確認を求めた質問で「包括的に大量破壊兵器などの輸送はしないと確認したが、劣化ウラン弾について個別に協議はしていない」と答弁を修正したことを受け、罷免に値すると指摘した。

 枝野幹事長は「「兵站協力について、核弾頭まで法律上は可能という法案を出しておきながら、何がどこまでできるのか、何をどこまで運べるのか、どこと相談しているのかといった基本的なことに大ウソを国会で答弁している。今日の質疑だけでも防衛大臣が罷免に値するような答弁だ」とした。

 参院安保特別委員会の野党議員の質問に、度々審議がストップする状況に、枝野幹事長は「よく比喩的に各駅停車と言った言葉が使われるが、今日の審議は各駅停車どころではなく、駅と駅の間で何10回も止まっているのが審議の現状だ」と異常だとした。

 また「民主、共産、社民、生活などの国会審議を国民の皆さんに見ていただけば、安保法案(の問題がより分かり)反対の声が広がる」とした。(編集担当:森高龍二)