民主、維新、共産、社民、生活、元気の野党6党の党首と参院会派・無所属クラブの水野賢一議員の7氏による会談が4日行われ、政府の安保法案の強行採決を阻止することを確認した。民主党と維新の党の両党首が野党に呼びかけたもの。
民主党の岡田克也代表は、安保法案の強引な採決の阻止を行うこと。具体的な対応については来週、再度、党首会合を開き検討することになったとした。
内閣不信任案や問責決議案提出について、岡田代表は「政府の安保法案に対する対案や修正案を出されている党もある。現時点で決めてはいない。いろいろ考えられるので次回協議するが、(各党の)方向性に大きな違いはない」との考えを示した。
生活の党の小沢一郎代表は「安保法案は中身も政府の答弁もあまりにいい加減でお粗末すぎる」とし「政府案の成立を阻止することに異論はない」と語った。
日本共産党の志位和夫委員長は、ツイッターで「憲法違反の法案は廃案にすべきであること、適切な時期を選んで内閣不信任案を提起すべきと発言しつつ、野党が結束して対応すべきと強調した」と会談での発言を紹介した。(編集担当:森高龍二)