日本取り巻く安全環境厳しさ増している 防衛相

2012年06月15日 11:00

 森本敏防衛大臣は14日の参議院外交防衛委員会で日本周辺の情勢について「北朝鮮では金正恩(キム・ジョンウン)氏を中心とする体制が短期間で整えられ、4月には人工衛星と称するミサイル発射が強行された。また中国は国防費の高い伸びを背景に軍事力の近代化を図るとともに、日本近海での活動を活発化させている」などとして「日本を取り巻く安全環境は厳しさを増している」との認識を示した。

 そのうえで、森本防衛大臣は「これらの動きを一層注視していく」とし、日本の対応として「動的防衛力の構築に努める。国際社会の平和と安定のための役割を果たす。日米同盟の深化拡大に努める。内外の様々な危機に対応しうる危機管理体制を充実させる」考えを強調した。(編集担当:森高龍二)