自民党参院安保特別委筆頭理事の佐藤正久元防衛大臣政務官は18日のツイッターで「参議院特別委員会、2日間、与野党攻防の連続。円満な可決とは行きませんでしたが、論点は出尽くした感があり、現場は与野党の委員外応援団が場内を埋め尽くすという終局、採決の雰囲気感がありました。これからも謙虚に国民に説明を継続して参ります」と書き込んだ。
論点は出尽くしたが、論点解決のための法的担保など解決ができないまま、特別委員会でのだまし討ちのような質疑切り上げ、強行採決で、世論調査で7割から8割が今国会での採決をやめ、審議を尽くすよう求めている中で、何が何でも法案成立をさせる。成立させた後に「国民に謙虚に説明を継続する」などどこに謙虚さがあるのか、全く理解できない書き込みだ。
佐藤議員のブログやツイッターでの情報発信は、結構、正確で、客観性が有り、評価している人も多いが、今回の「これからも謙虚に国民に説明を継続」には、実態が違うのではないかとの声がでている。
少なくとも、会期ぎりぎりまでは審議をするよう、与党議員として全力を尽くすべきではないのか。憲法改正をせず、解釈改憲したことを踏まえれば、次期国会でのさらに慎重審議することが「謙虚」な姿勢だろう。「安倍政権は国民より、米国との約束履行最優先」との声もでている。(編集担当:森高龍二)