オイルから酵母まで。50代女性の肌を健康的に潤す方法

2015年09月26日 17:31

 「女性に年齢を聞くのは失礼」というのは昔の話。今や「美魔女」などという言葉がメディアを賑わすほど、女性の若返りが進んでおり、歳を聞かれると、かえって喜ぶ女性も増えているようだ。

 近年、ツイッターやフェイスブック、ブログなどでも女性芸能人たちがこぞって、スッピン写真を公開しているのが良い例だ。芸能人のスッピン自慢は、今やちょっとしたブームになっている感すらある。これまでの常識では、とくに30代以降の女性がスッピン姿を世間に公開するのは大きな抵抗が合ったはず。しかし今では、恥ずかしがるどころか率先して「若さ」を競っているのだ。これは一体どういうことだろう。

 現代女性の若さの秘密は、女性自身の努力もさることながら、昨今の美容技術の飛躍的な進歩が深く関与しているだろう。中でもエイジングケアをテーマにした化粧品の進化には目を見張るものがある。

 先日、ロート製薬<4527>が「女性の美意識」についてインターネット調査を実施したところ、20代女性からの意見として「50代で若作りしすぎるのは、正直イタイと思う」が74.4%、「自分の母親には、メイクよりもまずは内側から美しくなってほしい」が94.6%を占める結果となった。また、50代の女性も「50代女性の美しさは、化粧で飾るよりも、内面が輝く方が美しいと思う」と考える人が92.3%となっており、健康的な美しさを求める傾向が強いことが分かった。

 このような美に対する女性の意識の高まりを受けて、各美容メーカーも商品の開発に余念がない。

 前述のロート製薬も、女性の肌の「潤い」に焦点をあてた「50の恵(R)」シリーズを展開し、とくに50代以降の女性から高い支持を集めている。「50の恵(R)」シリーズは、コラーゲンやコエンザイムQ10など、50種類の養潤成分(うるおい成分)を配合した、肌と頭髪用の美容製品シリーズだ。同社の研究によると、50代女性の肌は、40代の5分の1にまで油分が激減することが分かった。同社では、そんな50代女性の肌変化に着目し、5種類の美容オイルを配合した「50の恵 オイルinシリーズ」を9月13日よりラインナップに加える。

 また、サントリーもウイスキーやビール製造で培った「酵母」研究の成果の一つとして、酵母の力で50代女性の肌の悩みを解決する「F・A・G・E(エファージュ)」シリーズを展開。同社が2015年4月に実施したモニター調査では、なんと使用感満足度が96%という、高い支持を得ることに成功している。

 人生60年と言われたのは、はるか昔の話。今や女性の平均寿命は85歳以上ともいわれる世の中だ。50代は、まだまだ人生の半ば。肌も心も元気で健康的に、美しく暮らしたいものだ。(編集担当:藤原伊織)