民主党の福山哲郎幹事長代理は都内で開かれた「10・8戦争法廃止、安倍内閣退陣、総がかり行動』集会に出席し「相手側(政府・与党)はもう終わったという顔をするだろう。しかし、戦いはこれからが始まりだ」と訴え、会場から大きな拍手を受けた。
福山幹事長代理は「皆さんと連帯、協力し、民主主義、立憲主義、平和主義を取り戻す戦いを誓う」と改めて決意を示した。
今月に入っても全国各地で安保法制反対集会などは続いている。8日夜、文京区での集会では福山幹事長代理があいさつし「安保法案がああいう形になってしまったことに対し、お詫びを申し上げたい。申し訳ありません」と深々頭を下げた。
福山幹事長代理は「やっぱり、くやしい。あんなだまし討ちみたいな、委員会のメンバーでない与党の議員が突然に委員長を囲み、(しかも)いつ、委員会が再開したかも、何の採決が行われたのかも分からないまま、採決された(?)と・・・」。
しばらく沈黙し、その後、福山幹事長代理は「ただ、皆さんのおかげで、民主主義に新しい形が見えてきた」と安保法案審議において国会の内と外が、審議状況や採決状況を瞬時に共有できたことによる成果をあげた。
また、NHKが参院安保特別委員会での採決の様子を実況中継した意義は大きいとした。福山幹事長代理は「これまでなら、まったくそういうことはあり得ない」と語り「実況されたことで、むき出しの強行採決を国民のみなさんが生でご覧になった。安倍政治のやり方が、国民に伝わった」ことの意味は大きいとした。(編集担当:森高龍二)