臨時国会、憲法53条使ってでも求めると岡田氏

2015年10月13日 13:50

 民主党の岡田克也代表は臨時国会を政府・与党が開かない場合、「内閣は、国会の臨時会の召集を決定することができる。いづれかの議院の総議員の四分の一以上の要求があれば、内閣は、その召集を決定しなければならない」という憲法53条の規定を使ってでも、臨時国会を開くよう求める考えを示した。

 岡田代表は「内閣が変わり、新大臣の考えも聞かなければならない。TPPなどもある。国会を早く開くのは当然のこと。サボタージュするのであれば所定の手続きに従って求めていくことになる」とした。

 岡田代表は「まず安倍総理が自主的に国会を開くという決断をすることを待っている。それがなかった時には、そういう対応をするということ」と語った。

 また和歌山市内の講演では「安倍政権がこのまま続くと日本がどういう国になるのか心配している」と安倍政権を退陣させる必要を訴えた。

 岡田代表は「限定のない集団的自衛権の行使こそ、安倍晋三総理の目指している憲法9条の改正だ。安倍総理の暴走を止めることこそ野党の大きな役割」と対峙姿勢をより鮮明にした。

 また、講演後の記者会見でも「来年の参院選は極めて重要。安倍政権の暴走を止めるために歯止めをかけなければいけない」と強調した。(編集担当:森高龍二)