民主党の岡田克也代表は早稲田大学での21世紀日本の構想で学生らを対象にした講義で、安保法について、集団的自衛権の行使を容認する部分が含まれていることや内閣の裁量が大き過ぎるなど問題点を指摘したうえで、改めて「この法律は立憲主義、平和主義、民主主義に反する」とした。
岡田代表は「集団的自衛権の行使は『憲法上認められていない』というのが歴代総理の国会答弁だった」とし「安倍内閣は日本を取り巻く安全保障環境が根本的に変容したので、集団的自衛権の行使を認めたという説明をしたが、何が根本的変容かという明確な説明はない」と問題提起した。
そのうえで、岡田代表は「将来的にきちんと論理的に、具体的必要性があることが説明でき、国民の理解が得られれば、絶対にないとは現時点では言いきらない」とした。(編集担当:森高龍二)