共産党との選挙協力、前向きに検討すべきと菅元総理

2015年10月30日 08:17

 民主党の菅直人元総理は29日のブログで「共産党との選挙協力は前向きに検討すべき」と発信した。

 菅元総理は「共産党と連立政権は政策が違いすぎ無理」との考えを示したうえで「安保法制の廃止のための選挙協力は前向きに検討すべきだ」と書き込んだ。

 また、政府・与党が臨時国会召集に逃げ腰ともみられる消極姿勢にあることに「安倍晋三総理は内閣改造で新大臣を任命しながら、新大臣の所信を聞く臨時国会を開こうとしない。スキャンダルの追及を恐れての姑息な対応」と批判した。

 民主党の姿勢として「安倍政権に対し鮮明な対立軸を出すことを多くの国民は期待している」とし「年金充実、子育て支援、格差是正、脱原発、脱化石など再エネによる環境重視政策、専守防衛政策の堅持などこれまで民主党が主張してきた政策を鮮明に打ち出すことだ。主張が曖昧であることが支持の伸び悩みの原因だ」とした。

 また、おおさか維新については「安倍政権にすり寄るおおさか維新は、『反東京』キャンペーンで大阪人の心をくすぐるだけで、とても国政を任せる政党にはなりえない」とした。(編集担当:森高龍二)