慰安婦問題「総理の判断は正しい」元閣僚

2015年12月30日 15:18

 自民党の山本一太元沖縄・北方担当大臣は、慰安婦問題での日韓外相会談での合意に「日韓両国首脳が大局的な見地に立ち、政治的リスクを覚悟の上で決着させた。」とし「安倍総理の決断を強く支持したい」とブログ発信した。

 一方で「両国政府が表明した『最終的かつ不可逆的な解決』という約束が本当に守られるかどうか」が問題だとも書き込んだ。山本氏は「韓国政府がこの話を蒸し返さないという保証はない。慰安婦問題をめぐっては過去、世論に煽られた韓国政府が何度も『ゴールポスト』を動かしている。日本政府としては、昨日の両国の合意を国際社会に向けて発信し続ける必要がある」と提起している。

 その意味からも「日韓両政府の『合意』が国際的に認知された意味は大きい。CNNやBBCを含む海外主要メディアもこのニュースを大きく報道していた」と事実関係の裏付け材料になるとの判断を示した。

 また、安倍総理の判断に対して、保守層の支持者らが一斉に批判する声をネットに書き込んでいることに、「(安倍総理の判断は)国益のために『ロマンチスト』の部分を抑え、『リアリスト』としての思考を優先させた判断は正しいと思う」と理解を求めた。(編集担当:森高龍二)