新制度での今夏の参院選「感慨深い」参院議長

2016年01月02日 09:47

山崎正昭参議院議長は年頭所感で今夏の参院選挙が新しい制度の下で行われることに「議長として深い感慨を覚えるとともに、改めて身の引き締まる思いがする」とした。

 今夏の参院選挙は「10増10減」で一票の格差是正が新制度前の4.77倍から2.97倍にまで是正された。自民、維新など5党が共同提案し、自民などの賛成多数で昨年7月に成立した。

 新制度では宮城、新潟、長野で各2減らし、北海道、東京、兵庫で各2増やした。また鳥取と島根を合区にして2減、徳島と高知を合区にして2減を実現させる一方、愛知と福岡で各2増やした。

 また、山崎議長は「我が国が将来にわたり、豊かさを保ち、人々が安心して毎日を暮らすためには国会議員が山積する課題を真摯に議論し、解決策を講じていかなければならない。本年の常会は4日に召集される。議員の任期6年の特徴を生かして、長期的・総合的な観点を踏まえた審議や調査活動を進め、国民の負託に応えられるよう」と期待を寄せるとともに「自身も議長としての職責を全力で果たしていきたい」とした。(編集担当:森高龍二)